2012/11/19

夜道で哲学

夜道を歩くと妙に哲学してしまう。
少し前,山の中で酔っ払って,満天の夜空を見ていたとき,「オリオン座の真ん中の星はもう無いんだって。今見えているのは残像だってさ」なんて言っている人がいた。
よくよく考えればロマンチックな話だ。
だけど,今日哲学しながら考えていた僕は,こう答えたんだろうと思う。
「今見えているものがもう無くなっているだなんて,いつものことじゃないか」。
今日の僕は,昨日までの僕によって形作られているけど,昨日までの僕はもうここにはいない。なんてことをぐるぐるぐるぐる考えていたのである。

ロイヤーメンタリング



シンプソン事件などで刑事弁護人と勤めた人の本らしい。
かなり示唆に富むエッセーが多い。アメリカが舞台で書かれているが,日本にも当てはまることが多数ある。
弁護士とはどういう職業なのか。どういう弁護士がいるのか,どういう弁護士を目指すのか,好き嫌いとか評価とか,何なのか,刑事事件を扱うというのはどういうことなのか,などなど考えさせられる。
仕事に埋もれて本質を忘れてはいけない。