2019/06/18

サマヨイザクラー郷田マモラ

郷田マモラによる裁判員裁判の漫画。
郷田マモラというのは絵が好きになれないけれど,ストーリーは一つ深いところを掘っている感じがして面白い。補える想像力があるとないとで面白さは違うのだろう。最後のほうのどんでん返しのどんでん返しがなかなかいい。みんな頑張って生きているのに暇人が虐めているというのが,いまのマスメディアで報道される事件に重なっているようで面白い。

水木しげるの日本哀歌


古くならないところが面白い

2019/06/13

片桐はいり4倍速


片桐はいりの圧倒的な存在感。

2019/06/11

この小さな手-郷田マモラ


モリノアサガオが興味深かったので,郷田マモラのkindleunlimitedとなっている漫画を読む。児童相談所が関わる案件にも携わることがあり,よくぞ書いてくれた,という感覚。

Shoe dog-フィル ナイト


やはり驚きはナイキの発展にアシックスが関わっていたところだろう。

モリノアサガオ


死刑について描かれた漫画。大学生の時に紹介されたが読まずにいた。今回kindle unlimetedにあり読む。絵はいまいちだが興味深い。

1440分の使い方-ケビン クルーズ


時折読みたくなる自己啓発本系の一冊。todoリストではなく予定表に書き込め,というあたりは目からうろこ。

Born to Run -クリストファー・ マクドゥーガル


訳しているからなのか,最初はひどい文章だと思ったが読んでいるうちにどうでもよくなってくる。尻があるのは人間だけ,それは走るためだ,とか斬新すぎて面白い。ソールの薄い靴のほうがけがをしにくいというのは,自分の経験的にもソールの厚い靴を履いた時のほうが膝が痛くなるような気がするので,感覚的には正しい。
とはいえ,この本が出たときはベアフットブーム,今は厚底ブームなので世の中というのはそんなものか。

リメンバー・ミー


普段めったに見ないディズニーアニメ。死とお盆に対する考え方が日本にそっくりなのが非常に面白い。そして弔い方も思い出すというところが,「人生パンク道場」にも通ずるところがあるのが面白い。日本とメキシコは太平洋が隔てているのに,モンゴロイドの精神世界なのだろうかとか思ってしまう。どこかの本で,人間がネアンデルタールに勝ったのは神を想像する力にあったなどと書いてあったが,もしそうだとすると,遺伝的に想像しやすい神の世界というのがあっても不思議ではないかな,とか。
「ずる」に,悪事を断ち切るための方法として,リセットする機会を設けることというくだりがある。お盆などはリセットするための場として最適で,昔からの知恵としてそういうイベントがあったのかなと想像を膨らませると面白い。

人生パンク道場-町田康


「生→死」ではなく「生→苦→死」なのだとか,思い出してあげることが弔いであるという,愛する者の死に対する向き合い方のあたりなんかは,言葉が腹の深いところに落ちていく。

ずるーダン・アリエリ―


団不正の多くは普通の人による簡単にできるちょっとしたごまかしというところと,ストレスがたまると悪事への自己抑止力が弱まってしまうというくだり。よく痴漢事件などではストレスを理由に挙げることが多いが,ストレスと性欲に何らかの関係があるのかと漠然と思っていたが,そうではなくストレスと悪事との間に関係があるという理解のほうがしっくりくる。