2011/10/14

いざ鎌倉

いざ鎌倉っ!というが,どこから鎌倉に行くのだ?
実は,高崎なのである。

いざ鎌倉,この言葉は能の「鉢木」という題目から生まれたらしい。
鎌倉時代の北条時頼が,高崎の山の中で雪に埋もれて死にそうになったところ,民家があった。
名も名乗らずに一泊させてくれと頼んだところ,どうぞどうぞと言って泊めてくれた。
しかも寒いだろうといって,貧乏で薪がないんで育ててた鉢木を切り刻んで炉にくべた。
そして,こんな貧乏しょうもない田舎者ですが,これでも私はサムライです。
だから,何かあったときは,「いざ鎌倉」といえるように,鎧だけは綺麗にしてあるし,馬だけは大切にしています,と話した。
北条時頼は,その話に感動して,幕府としてこのようなサムライのために頑張らなきゃいけないと心を新たにした。
北条時頼は,鎌倉に帰ると全国のサムライに鎌倉集合の号令をかけた。
真っ先に現れたのは,その田舎侍だった。

高崎から鎌倉まで160キロ。湘南新宿ラインなら1本でいけるけど。

いざ,鎌倉。

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