2011/06/30

夕立

群馬では,夕立がざっと降る。
雷がなって,土砂っと雨が振って,そして,止んで,雲が開けて明るい空が見えて,涼しい風が入ってくる。

2011/06/19

カラス

夜家に帰ると,家の前の電線にカラスがいる。

そのカラスは,気づいたときにはそこにいた。


そのうち,カラスが2羽になった。
2羽の距離が気になって,毎晩楽しみだった。縮まったりまた遠ざかったり,何があったか考えるだけでも楽しかった。
雨の日はいない。きっとどこかで雨やどりしているのだろう。それもまた想像が膨らんだ。
カップルに違いない。


ある日,カラスが1羽になった。
振られたのだろうか。
なんとなく寂しげに,電線に止まっている。

そのうち,電線にいたりいなかったりするようになった。
1羽しかいないんじゃ,家の前の電線にいる必要もないだろう。グレたら困る。そんなことを考えながら,今度は僕が少し寂しかった。

ところがある日,車を止めてドアを開けたら,カラスが2羽飛んでいくのが見えた。

僕の頭には一気に違うストーリーが出来上がった。
カラスは,毎晩,もう1羽が迎えに来るのを待っていたのだ。
パートナーが迎えに来ると,2羽で夜な夜などこかに遊びにいっていたのだ。
僕が見かけない日は,僕よりも早く相手が迎えに来た日。

それじゃあ明日から,カラスがいるときは,その子は待ち合わせ。相手が来るのをうずうずしながらまってる。カラスがいないときは,もう一緒にあそびに出かけた日。

どっちにしたって,なんだか幸せそうだ。

日曜日

なんでだろう。休みになると,ふと目が覚めてしまう。
たいしてやることはないのに。

2011/06/13

SNS

ブログをRSSで読み込めるようにして,SNSの友達にも読めるようにしているのだが,フェイスブックでは先週からうまく連携してくれなくなった。
なぜだろう。

2011/06/12

アメンボ

ひんやりと湿度の高い日曜の朝。
車に乗ろうと,ふと屋根を見たら,アメンボが一匹。
近くに川や池があるわけでもないと思うのだが,彼らには羽があるから,どこからともなく飛んできたのだろう。
黒く光る屋根が,光を反射するちょっとした水たまりに見えたのかも知れない。
そんなことを考えながら,ドアを開けて,また屋根を見たら,もういなくなっていた。

2011/06/05

野球

体を動かせそうなものなら,極力参加する。

佐賀弁護士会との練習試合がありました。相手はなんと佐賀から群馬まで飛行機と新幹線を乗り継いで来たのです。

野球の試合は初めてだったので,2試合あったうち1試合だけお情けで出してもらいました。

剣道の経験からか,棒を振り回すのは得意なので,2打数2安打。だけど,走塁と守備が全然わからない。何事も最初からうまくいくわけはない。しかし,バットにボールが当たっただけいいのだ。

2011/06/04

さて6月だ

今日は虫の日。ム(6)シ(4)。たらりらん。
朝,目覚ましがわりにラジオをかけている。
正確に言うと,朝はなかなか起きられないので,目覚まし時計と,携帯のアラームと,ラジオの,三つをセットしている。
それぞれ時間が少しズレているので,まず,ラジオが流れ,そして目覚ましがなり,携帯のアラームがなる。
そして携帯のアラームを消して,目覚ましを消して,そうすると,携帯アラームがスヌーズになっているのでまたなりだして,それをまた消して,そうすると,目覚まし時計がスヌーズでまたなりだすのでそれを消して,また携帯がなって,携帯を消して,目覚ましがなって,目覚ましを消して,暫くこれを繰り返すと,目覚ましが諦めてならなくなるので,漸くほっとして一寝入りしようとすると,また携帯アラームがなるので,仕方なく起きて,スヌーズを切って,流れてくるラジオが初めて聞こえてくるのである。

だが不思議なことに,休日になると,最初のラジオで目が覚めて,目覚ましをスヌーズごときって,携帯もスヌーズごときって,ラジオをじっくり聞いてしまう。

これがまた,休日はいつもと番組が違って,ついつい聞き入ってしまう興味深い話だったりする。誰だか知らない人が,何処かで,興味すら持ったこともなかったような事をテーマに,楽しそうに講演しているラジオ番組なのだ。

やっぱり,楽しそうに話す,という事はとても重要だ。

今日聞いたのは,ドリームマップとかいう話。その講演の講師の人は,子供に夢を地図の形で書かせよう,ということで,小学校に行ってドリームマップを書かせた。担任の先生は,グズの子が一人いますが,適当に流してくれれば結構ですと言っていた。しかしその講師は,あの手この手でなんとか夢の地図を書かせた。
その子の夢はラーメン屋。その夢の地図の発表もグズグズで,クラスのみんなからはヤジが飛んだ。お前のラーメンなんか伸びてるに決まってる,マズイに決まってるだろー。
だが,誰を呼びたい?と聞かれてそのグズはこう答えた。

「クラスのみんな。」

クラスは一瞬シーンとした。
そして,一番ヤジを飛ばしていた子が言った。
「お前のラーメン屋行ってやるよ。」そしてクラスのみんなもそれに続いた。

こどもって素晴らしいですね,という話なのだが,この話を聞いていてベッドの中で涙した。

夢でも何でも,ベッドの中のことはベッドから出るとどんどん忘れていく。だから,忘れないうちに。