2013/05/05

猿蟹合戦について

まだ6ヶ月で言葉を理解しない子どもに向かって話しかけるにも,何を話していいのか分からないため記憶を頼りに昔話をすることにした。
そこで猿蟹合戦を聞かせてやろうと思ったのだが,どうにも途中が思い出せない。
猿とカニが,おにぎりと柿の種を交換する。(詐欺罪は成立しない)
カニが,柿の種を脅迫して,猛スピードで柿の実をならす。(脅迫罪が成立しそう)
猿が柿の実を取りに来て,甘い柿を食ってしまい(窃盗),青い柿を投げつけてカニを殺害(殺人又は傷害致死,ちなみに柿をよこせといったカニがうるさくてカニに柿を投げたのだから,強盗殺人は難しいだろう)。

問題はその先だ。子ガニたちの敵討ちのシーン。
まずは仲間(共犯)に誰がいたか,という問題である。蜂,栗,臼,は思い出せる。牛糞がいたのか。パートナーによると,「うんちに命は宿らない」というよく分からない理屈で否定されたが,調べるとやはり牛糞はいたようだ。

次に出番。
どうにもうまくおもいだせない。まずたき火をしているところに猿がやってきて栗がはじけ飛ぶのだったっけ,それとも蜂に刺されて逃げ回るところから始まるのだっけ,牛糞はどこで出てくるのだっっけ。意外と覚えていない。そのうち,かちかち山とまざってきてわからなくなってきた。


本当は,以下のとおり。
栗,蜂,牛糞,臼が共謀。
栗,蜂,牛糞が猿の家に入る(住居侵入)。
栗,いろりの中に隠れる。蜂,水の瓶の陰に隠れる。牛糞,土間に隠れる。臼,玄関屋根に隠れる。
猿がかえってくる。いろりに火をかける(故意がないため,栗への傷害罪は成立しない)。
栗,はじけ飛んで猿のお尻に直撃(正当防衛のようだが,自招危難のため,違法性は阻却されない)
猿,水で冷やすために瓶の方へ走る。
蜂,猿のお尻を指す(傷害罪)。
猿,慌てて家の外に出ようとして,牛糞を踏みつぶし(過失傷害),転ぶ。
猿が,ふらふらになって家の外に出たところで,臼が上からつぶす(殺人)。

あれ,カニが出てこないじゃないか。

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