2012/03/25

新しい憲法の話

スマホで青空文庫を読んでいたら,「新しい憲法の話」という本を見つけた。
旧文部省が終戦直後に作ったものらしい。
とてもわかりやすく憲法の基本理念が書いてある。
時間は過ぎて,様々な解釈やら不都合な現実やらが出てきたが,まずはスタートを思い返さないといけない。

君たちはどう生きるか-岩波文庫

君たちはどう生きるか(吉野源三郎)。いつだかわからないのだが,買ったらしい。ずっと本棚に置いてあった。
友人が,高校生と読書会をやるという。課題図書が「君たちはどう生きるか」だった。
これはいい機会だから読んでみた。ちまちま読むつもりだった。
ところが,面白い。一気に読んでしまった。珍しく,ベッドに持ち込んでまで読んでしまった。
あるべき生き方というのは,子どもの頃から知っていて,実はシンプルのなのだが,これがまた忘れがちというか目の前にある細々したことに心を奪われて,いつの間にやらその道からずれてしまっていたりする。こまめに初心に返る必要がある。

そして読書会。これもまた面白かった。高校生の感覚と,全く違う。
高校生と感覚が違うのは,成長の問題ではなくて,生きている世界が違う,というのか別の生き物,というのか,そういうものなのではないかと思った。
たとえば,高校生は定義をあまり気にしないが,大人になると「常識」だとか「普通」だとかいうと,それはいったい何を言うのさ,と気になってしまい,定義をいえ,となる。これは大人になると頭が固くなってしまって,議論の土台として使う言葉がしっかり固まっていないと先に進めないからではないのか。などといろいろ考えながら,空を見上げて星空。おひさしぶり。


2012/03/18

経済大国インドネシア

本屋でふと目にとまった。東南アジア,どこか面白そうなところはないか。日本と東南アジアを繋げる仕事ができたらいいのだが,と思っているわけだが,インドネシア,そういえばこの国は面白そうだとずっと思っていたが何も知らない。知っているのはジャカルタとイスラム国というのと人口が多いということくらいだったか。



読んでみると,なるほど新興国は経済成長が見込まれる,といってもそれは一生懸命努力して,政治,政策,経済,外交で悩みつつ成長していかなければならないわけで,将来有望と言われているだけでそれに甘んじていては成長できないまま取り残されてしまうリスクを背負っているのだ。インドネシアも浮き沈みはあったが,なんとか大きな幹ができてきたのでこれから進めるだろうという,自己啓発本のような内容で考えさせられてしまった。
それにしても,スカルノ,スハルト,ハビビ,ユドヨノなんてしばらく目にしなかった。スシロ・バンバン・ユドヨノという名前が面白くて騒いでいたのはいつだったろうか。

2012/03/13

ナンバ歩き

鞄を片手に歩いていると,時々「足引きずってない?大丈夫?」と言われることがある。
自分では足を引きずっているつもりなど毛頭ないのであるが,片手に鞄を持つからバランス悪くなりそのように見えるのだと思っていた。

ところが今日,鞄を持って「うー寒,うー寒」とつぶやきながら歩いていると,いつの間にやらナンバ歩きになっていることに気づいた。
ナンバ歩きというのは,同じ側の手と足が同時に出る歩き方。つまり右手右足が同時に出て,次に左手左足が同時に出る歩き方。普通は右手左足,左手右足が同時に出ているわけだが,相撲取りとか,侍なんかがやっていた歩き方なのである。ひょっとしたら古武道にはまっていた桑田真澄もナンバ歩きだったかもしれない。動物で言えば,ラクダの歩き方であって,馬の歩き方ではないのである。ちなみに,日本人の歩き方がナンバ歩きではなくなったのは明治時代の軍隊のせいだとかおかげだとか誰かから聞いたことがある。つまりは明治を挟んで歩き方がラクダから馬になったわけである。

とにもかくにも,右手右足が同時に出ると,ユラユラ揺れながら歩くことになるわけで,これで足を引きずって見えたのではないかと思った。などと思いながら歩いていたら,妙に気になってしまってナンバ歩きができなくなった後,今度は普通の歩き方までできなくなってしまったのである。むむむ。右,左,とつぶやきながら歩いて帰ってきたわけだが,這って帰らなかっただけ邯鄲の歩みのよりはましだ。しかし,いくら美しい歩き方ができなかったからと言って,普通の歩き方を忘れてしまって這ってきたというのは誇張にしすぎだと思っていたのだが,あながち嘘ではないかもしれないと思い直した。

2012/03/11

ジョギング,月世界旅行

久しぶりにジョギングしました。
近くにある群馬の森まで初めて行きました。
初めて行くので,道に迷いました。途中,引き返そうかとか,右に入ったところがゴールなんじゃないかとか,いろいろな誘惑がありました。結局,ひたすらまっすぐまっすぐ走って,最後に一回曲がれば着きました。最後まで走って分かりました。不安になると誘惑は増える。いいわけも増える。

群馬の森には,県立近代美術館があり
「陶酔のパリ・モンマルトル 1880-1910
-「シャ・ノワール(黒猫)」をめぐるキャバレー文化と芸術家たち-」
というのをやっていました。群馬の森に着いたらすぐ帰ろうと思っていたのですが,疲れや寒さ,久しぶりのアートに心惹かれてついつい観てしまいました。
作品群は非常にいいものでした。企画も,初めてのもので面白かった。
そして,「月世界旅行」の短編映画を初めて最初から最後まで観ました。
ポンキッキーズで和田アキ子の音楽に乗せて流れていたあの映画。月の顔に砲弾が突き刺さるあの映画。これはいい体験。

美術館を出ると雨。雨の中を走って帰りました。

行きよりも帰りの方が全然楽でした。
片道7キロ。行きはもっと長く感じました。
初めて行く道はいつもそう。不安だらけ,いつまでも着かないような気がする。そんなことを思い出しました。

2012/03/04

ラ・ロシュフコー箴言集


ネットで,ニートにお勧めする本10冊として紹介されていた。
まず,「箴言集」というのが読めない。ザンゲンか,カンゲンか,と思っていたのだが,ザンゲンは讒言,カンゲンは諌言,いずれも違う。というわけで,グーグルで調べた結果,シンゲンと読むらしい。
意味としては,格言みたいなものらしい。
1行くらいの文章で,ぐさっとささることを言う。
「我々は希望に従って約束し,怖気に従って約束を果たす」とか
「人は普通誉められるためにしか誉めない」とか,なるほど,と思ってしまうのである。
ほかにもいろいろあって,ああなるほど,自分で気づかなかったが実はこういうことだったのか,と隠れた自分の本性みたいなものを見せつけられたりしてずいぶんすっきりした。

2012/03/03

モーターサークルダイアリーズ



ギャオでやっていた。ずっと観ようと思っていた映画。
旅して,いろいろ感じて,迷いながら,力強く一歩ずつ進むんだよ若者は。

南米か。行ったことないな。いってみたい。飛行機酔いさえなんとかできれば。

2012/03/01

似てる顔

昨日,妻は実家でサッカーの日本VSウズベキスタン戦を観ていたらしい。
そして妻の家族みんなで,私は断然ウズベキスタン人顔だということで見解が一致したらしい。
更にいうには,中継を観た人なら,この気持ちはわかるはずだという。

確かにウズベキスタンでは一緒に行った友人たちの通訳と間違えられたけど。
ウズベキスタン料理もおいしかったけど。とてもいい国だったけど。

しまった

閏年に,2月29日に,何か投稿しようと思っていたのに,気がついたらもう3月1日じゃないか。