何を伝えたいのかよくわからないとき。
伝えたいことがあるのは分かっているのだけれど,適切な表現が浮かばないとき。
適切な表現どころか,言葉が浮かばないとき。
そうこうしているうちに,ぼんやりと浮かんだ素晴らしいことがみんなみんな消えていってしまったとき。
前の僕なら,深く深く落ちていくはずの感動が,喉元を過ぎたあたりでじわっと消えていってしまったとき。
言葉を尽くす前から,言葉を尽くしても伝わらないことがわかっているとき。
言葉は,伝えようと思って紡いで初めて力を持つのに,最初の一言で伝わらない。
なのに,どこか心の底で諦めがつかなくて,やってみてはできなくて,どんどん悪いものになっていって,それでもうやめたくなっているのに,やっぱりやめられなくて,本当に,たまに,めったに無いのに,うまくいくときがあって,その時の快感が忘れられなくて,そういうときは,誰かが何処かで,いいねっていってくれて,まさに有頂天な気持ちになって,そしてそのうちまた扉が閉じていく。
だれかが扉をこじ開けようとしてくれる瞬間があって,その瞬間に扉にしがみついて外の光を見る。そのきっかけを探して,電気を消してみたり。
言葉を探してみたり。
ペンに自由に線を描かせてみたり。
で,運命的な出会い。
こんなところに同志がいるなんて。
なんてことがあるから,苦しいけど,たまに意味不明なことを書くのでありまするのだということなのであるある。
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