2010/07/19

涙腺

妙に涙もろい時がある。
こんな泣き虫だったかなあと思う。
変なところで変なことに感動してしまったり,感極まってしまったり。

自分ができないのはよくわかっているので,周りからひどい評価を受けているのは仕方ないと思っている。
だけど,何処かで誰かの役に立ちたいなんて,ちょっぴり野望をいだいていたりして。

でも本当は,人から感謝されることがないくらい自然に人を助けたいなんて思ったりしていて,自分がやりたいことってなんなのだろうなんて,真剣に考えてしまったりする。

涙が出る時ってどういう時なのだろうと,考え出すと,結構難しい。

きっと僕はもう変われないのだろう。変わろうともしないのだろう。
ずいぶん昔に僕自身が決めた僕の姿に,どこまでも縛られて,それでいいのだと,誰かに言ってもらいたくて,僕自身がそんな自分を認めた瞬間になんとなく涙が出てくるのかなあと思う。

人間は考える葦であるなんてパスカルが言っていたけれど,本当に,風が吹けば折れてしまい,日照りにあえば干からびてしまい,外の環境に振り回されているようで,根っこが沼の底にひっついていてそこから動こうとはしない。それでじっと考えているんだろう。どれだけの洪水が来ようと,流されないのが,人間なのかも知れない。

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