2010/09/11

儚い夢

実家に2ヶ月ほど戻ることになったので,前橋の荷物を受け入れるべく実家の掃除をしてみた。
およそ1年ほど前に置きっぱなしにした荷物で,もう使わなさそうなものを整理しようと思った。
とはいえ,ほとんどが本とファイル。

文庫本や新書などの趣味の本はいらないと思える本がほとんどない。

しかし,勉強の本は要らないものばかりだ。

大学1年のときに買った,法学入門,みたいな本。
たくさんある憲法の本。
大学3年から,ロースクールを通して買いためた,会社法関係の本。
国際交渉術,なんて本もある。

当時夢見ていた世界が,なんとなくわかるようだ。

しかし今は怖くて,本を開くことができない。
でも,捨てることも出来ない。
本棚の奥底に閉まってしまおうと思う。

諦めたわけじゃない。
ただ,たった1年前の自分が,まるで別人のように感じられる。

論文を書こうとかき集めたたくさんの資料。
本当ならいい思い出のはずなのに,もう何の価値もない。
ひょっとして書き直したりするかもしれないとも思ったけれど,もうそれはないだろう。

荷物を捨てるときの,なんとなくある寂しさ。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

がんばってください。
それが自分の足で歩き始めたということなのだと思うのです。
ここからが本番なのです。

そして、今は役に立たなかったと思えることが、何年かたって後に役に立ったことに気付くということがあるようです。

ikkei.kojima@gmail.com さんのコメント...

ありがとうございます。
たしかにこれからが本番ですね。
これからいろんなことがあると思いますが,頑張ります