2010/09/17

暴走族

前橋駅南口には,夜になると警察が集会を開いている。
というのも,駅前に暴走族がたむろしているからだ。

暴走族といっても,中学生,高校生位の子たちだろう。

うるさいバイクを乗り回していて,夜は迷惑甚だしいのであるが,たまにたむろっているのをみると,かわいい子どもたちばかりで,しかもバイク3台くらいをみんなで順番に乗っているのを見ると,彼らにとっては遊園地のアトラクションみたいなものなのだろうと,全く怒る気がしなくなってしまう。

とはいえ,暴走族は,暴力団の始まりであって,彼らの非行を早く止めてあげることは,彼らの今後の人生を決定的に変えることになる。だから,警察の人たちは,あれだけたくさん集まって,長いこと説得しているのだろう。まだ変われる。

僕はというと,ぷらぷら歩いているときに暴走族が集まっていても,特に避けるわけでもなく,どちらかというと,すぐ傍を通る。道を譲る気はないし,ちょっと気になるからだ。

だいたい彼らは輪になって集まっていたも眼を付けることもなく道を譲ってくれる。そんな悪い奴らじゃないのだろう。背負うタイプの襷を掛けている奴を見ると,運動会を思い出してしまって,同じルーツを感じて,妙に親近感を感じてしまう。脛まであるブーツのつま先をテープで補強してたりすると,靴がすり切れるほどバイク乗って頑張っているんだなあと,変に感心してしまったりもする。

だが,たくし上げたズボンの裾から,脛に彫った刺青が見えたりすると,とても残念だ。
ちゃんと引退して,まともな道に戻ってこそ暴走族だろうに。
GTOの影響なのかな。

座り込んだ5人ほどの女の子が,警察に説得をされていた。
いつもどおり,すぐ傍を通り過ぎる。
すると,「おまわりさんみんなめがねだね,かわいいー」とか言っている。
つい見てしまったが,説得していた3人とも黒ぶちメガネ。彼女たち,妙な観察力だ。
そのうち,5人で歌を歌い始めたのだ。
声が揃っていてうまいし,かわいい。
つい,足を止めて聞いてしまった。

おまわりさん,ごめんなさい。いつもありがとうございます。

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