本屋によったとき,つい絵本コーナーに寄ってしまったりする。
余分なことを削ぎ落として,針のように細くなったメッセージがすっと胸に刺さったりする。
不思議なもので,子供の頃に読んだ絵本は,いや,大人になってからかもしれないが,妙に大事にしたくなってしまう。そんな絵本は誰にだってあるだろうし,それはきっと人それぞれだ。そして悲しいことにこれはきっと,他の人と共有出来そうにない。その人の子供の頃の心とは,今となってはもう誰も一緒に過ごせない。それだけ僕たちはバラバラに生きてきてしまっているのだ。そんな気がする。
共有できないにしてもいいなと思う絵本はやはりある。
はらぺこあおむし
やさしいライオン
スーホの白い馬
モチモチの木
100万回生きたねこ
ちびくろサンボ
ムーミン
アンパンマン
ぐりとぐら
ぼくを探しに
大きな木
じぶんをみつけたぶぶんひんのはなし
スイミー
ふとおもうのだが,読んで聞かせることがあったとき,泣いてしまうような話は酷だ。
有名なドラえもんの最終話とか,説明しようとする度に涙声になってしまい,まったくもって意味不明だ。たぶん,杜子春とかも今じゃ危ない。
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