単なる現実逃避か,本当に好きなのか,を区別するのは難しいのではないかと思う。
逃避したい現実が続く限り,現実逃避はいつまでも続く。もうそれは,好きなことといっていいくらいなのだと思う。
しかし,現実逃避によって生み出されたものが好きなものだなんてちょっと夢がない。
影のない現実はあるのだろうか。
何が現実で,何がフィクションなのだろうか。
昔,三島由紀夫は「日本人」という括りはフィクションではないかと学生に質問されて答えた。
「NYに行って,鏡に映った胴長短足の自分の姿を見ればいい。嫌が応にも逃げられない日本人であるという現実がそこにあるから。」
胴長短足というのが現実のようにも思える。しかし,日本人というのが現実にも思える。何を現実というのか,そんなのどうだっていいことなのだと思う。
Nothing is real...
これが現実逃避か。あはは。
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