2009/09/05
戦後世界経済史
新書の割にちょっと高かったし,厚かった。
そして,熱かった。
サブタイトルにあるように,自由と平等という一つの切り口を示しながら,世界の経済発展を解説していた。世界,と一言にいっても,やはり自分の頭に浮かぶ国々というのは偏りがあったのだとよくわかる。知らない国はないけれど,世界,といったときに浮かばない国々がたくさんある。その国々にいろいろなバックグラウンドがあって今がある。
自由と平等,法律の世界では,両者が究極的には両立し得ないなんていう話をするのは,たぶん多くの人にとってどうでもいいことだ。経済学の世界でもこんなことを気にしている人たちはあまり多くないのかもしれない。しかし,同じ事を別の世界の人が言葉を変えて説明しているのを見ると,なんとなくほっとしたりする。
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