2010/04/20

自分探し

なんだろう。やっぱり自分探しをしているのだろう。
自分探しをしているということは,自分を見失っているのだろう。
自分を見失っているということは,自分らしくないことをしているのか,しようとしているのではないかという不安があるのだろう。
ずっと夢に描いていたことはなんだったのだろう。
自分はどこらへんにいるのだろう。
その夢はどのくらい現実的で,しかもやるべき事だったのだろうか。

今の自分は何か違う。

もっとどこかに僕自身を最大限に広げられる場所が,相手が,いるのではないかという幻想が頭をもたげてくる。

どうせおまえなんかにはわかんねえよ,なんてかっこつけた青臭い不良みたいなことを言いたがっているのではないか。そんなこと思いながら自分の思っていることを全部流して,あまりに支離滅裂で整理されていなくてしかもネガティブで,それがなんとも自分らしくなくて笑えてくる。

だから自分探し。
今の自分のよくないところを全部挙げて,それでも僕を受け入れてくれる皆さん,なぜなのですか,と渋谷のスクランブル交差点のど真ん中で叫びたい。だって,前橋の駅前で叫んでも,なんと誰の耳にも届かないで終わってしまうからだ。

つまりやっぱり大声で叫ぶのは,周りの人にも聞いてほしという気持ちがちょっぴりあるのだ。
ただし,海は除く。
海岸で海に向かってバカヤロウと叫ぶのは,誰も聞いていないと思うからなのだ。
王様の耳はロバの耳。王様の耳はロバの耳。

では,ロバじゃなかったらなんの耳。
ウサギの耳ではバニージジイ。
象の耳だと薄すぎる。
カバの耳では可愛すぎる。
カピバラの耳だと,ん,耳あったっけ。
いいよ,パンの耳で。

ただでくれるパン屋さん,まだこっちでは見つけていない。
あれがあれば,相当助かるのに。

そんなわけで,自分探し。
僕の耳はパンの耳。群馬には海がないから利根川上流の橋の真ん中で,叫ぼうと思ったが,上流で川幅が狭くてやめた。カエルに,耳つけたら,どうなるのだろう。

そんなことが気になってしまったので。


自分探しをやめた。

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